生産拠点
ヒロプラスの生産拠点は2箇所。
長柄工場ではプラスチック射出成形品の生産、市原工場では金型の設計製作、メンテナンスを行っています。
長柄工場
第1工場
環境に配慮したクリーンな工場を目指して2008年に竣工いたしました。
工場内の入り口にはエアーシャワー、出口には2重シャッターにエアーカーテンを設置し、配管を全て壁面と屋根裏に隠すなどの防塵対策を行っています。
工場の床もあえて汚れの目立つクリーム色にして、異常に気付き易くすると共に常に清掃を心がけ綺麗な床を維持する取組みを行っています。
また、室内は温度管理を行い安定した成形環境になるよう様に配慮しております。
独自に取組んだ生産体制は数百万個単位の製品から数千個の製品まで汎用性のある生産体制を構築しております。

第2工場(クリーンルーム棟)
更なる品質向上を目指して、第二工場クリーンルーム棟が2016年11月に竣工致しました。
第一工場で取り組んできた様々な取組みに加え、画像検査装置や自動化装置の内製化の取組みにより、なるべく人の介入を少なくしてハイレベルなクリーン環境を目指しています。
アメリカ連邦規格Fed. Std. 209D による清浄度において、生産エリアでクラス100,000、包装検査エリアでクラス10,000 相当のクリーンルーム用の設備を導入しています。
大型倉庫

長柄工場敷地内には大型倉庫を2棟併設しています。
いずれの倉庫にも電動式移動ラックを設置。
保管効率・スペース効率の向上により、製品の安定供給に貢献しています。

市原工場
市原工場では、製品設計や治具製作、金型の設計・製造・メンテナンスを行っています。
市原工場では3DCADを用いた製品設計や、自動化に必要な治具や金属部品の製作、金型のメンテナンスや修理、試作型や比較的小さな金型の製作などを行っています。
もちろん金型メーカーとの取引もありますので自社で全て金型を作るわけではありませんが、社内に金型工場があることで様々なメリットがあります。
・ 金型トラブル発生時の迅速な対応ができる
・ メンテナンス費用が抑制できる
・ 金型構造を考慮した製品設計ができる
・ 自動化に必要な治具の細かな作り込みができる
・ 試作型での細かな作り込みができる
・ 自社開発製品の金型製作費を抑制できる 等
あえて自社内で金型の製造を手がけることで、プラスチック成形の要となる金型についての知見を深めています。
金型の側面からも問題解決力を高め、お客様のご要望に出来る限りお応えします。

生産設備
最新設備の導入と自社開発した機器により、成形工程の効率化・精度向上・省エネ化・無人操業を実現しています。
射出成形機
メーカー | 型式 | 型締力 | 台数 |
---|---|---|---|
日本製鋼所 | J55EL2 | 55t | 1台 |
日本製鋼所 | J85EL2 | 85t | 1台 |
日本製鋼所 | J110EL3 | 110t | 1台 |
ファナック | α-S100iA | 100t | 3台 |
ファナック | α-150C | 150t | 1台 |
ファナック | α-S150iA | 150t | 6台 |
ファナック | S-2000i-150B | 150t | 4台 |
住友重機械 | SE180D | 180t | 2台 |
住友重機械 | SE180DUZ | 180t | 2台 |
その他設備
ホットランナー式成形によるムダ・ロスのないハイサイクル生産も得意としています。
製品取出機
セイラー万年筆製 18台
ユーシン精機製 2台
ハーモ製 1台
成形品ストッカー
ハーモ製 12台
ユーシン精機製(整列ストッカー) 1台
自社製 4台
その他 3台
着色混合機
セムコ製 11台
真空可塑化装置
住友重機械製ALFINⅡ-M 2台
チラー
日立製 4台
ダイキン製 1台
水処理装置
レイケン製 2台
大坪電機 2台
品質管理
最新の測定機器を導入すると共に目視検査や画像検査、リーク検査、流量検査など様々な検査を実施してより安心安全な製品つくりを心がけています。
測定管理
ヒロプラスではデジタルノギスももちろん使用しますが、測定者の誤差をなるべくなくす為、画像寸法測定器を導入して測定誤差の少ない測定に努めています。
測定機器一覧
画像寸法測定器 | キーエンス製 | 3台 |
---|---|---|
ミツトヨ製 | 1台 | |
デジタルフォースゲージ | イマダ製 | 1台 |
デジタルトルクメーター | 日本電産シンポ製 | 1台 |
減圧(真空)デシケーター | アズワン | 1台 |
精密恒温器 | 三菱電機 | 1台 |

外観検査

外観検査室では、検査対象が見やすい色に変えられるように検査台を工夫しています。
また、成形中の不良品見本をラインごとに用意する決まりがあり、不良箇所や、限界見本が確認できる様に工夫しています。
検査記録は全てシステムに入力され、検査記録がすぐに追える様に検査記録のトレーサビリティを図っています。
画像検査

ヒロプラスでは更なる品質要求に応える為、画像検査装置の開発を行っています。
出来るだけ汎用性を高く、コンパクトな設計を心がけています。
不良品をはじくのはもちろん、無駄にはじかないノウハウを蓄積しています。
製品によっては専用で開発する事も出来ますので外観の問題でお困りのお客様はぜひ一度ご相談下さい。
画像検査装置の自社開発実績
インライン画像検査機 9台

アウトライン画像検査組立機 7台

開発環境
製品設計
3DCAD や3D プリンターを利用してお客様と事前にイメージを共有しながら開発を進めています。

使用ソフトウエア
製品開発の流れ

製品開発を行う場合には打合せを行いながら柔軟に対応いたします。
もちろん金型を既にお持ちの場合も引取りから整備、試作まで柔軟に対応させて頂きます。